hhhhhh210さんへ

「LEさんへ その49」について その4

 

新改訳聖書』第3版の創世記23章に、次のように書かれています。
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17節
こうして、マムレに面するマクペラにあるエフロンの畑地、すなわちその畑地とその畑地にあるほら穴、それと、畑地の回りの境界線の中にあるどの木も、
18節
その町の門に入って来たすべてのヘテ人たちの目の前で、アブラハムの所有となった。
19節
こうして後(のち)、アブラハムは自分の妻サラを、カナンの地にある、マムレすなわち今日のヘブロンに面するマクペラの畑地のほら穴に葬った。
20節
こうして、この畑地と、その中にあるほら穴は、ヘテ人たちから離れてアブラハムの私有の墓地として彼の所有となった。
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17節から18節にかけて、「(17節)こうして、マムレに面するマクペラにあるエフロンの畑地、すなわちその畑地とその畑地にあるほら穴、それと、畑地の回りの境界線の中にあるどの木も、(18節)その町の門に入って来たすべてのヘテ人たちの目の前で、『アブラハムの所有となった。』」とあります。

 

アブラハムはエフロンから彼の畑地を買い取ったことによって、エフロンの畑地は、初めて、『アブラハムの所有となった。』のです。つまり、「マムレに面するマクペラにあるエフロンの畑地」は、『アブラハムの所有』ではなかった、ということです。

 

「神がアブラハムにカナンの地を与えたので、カナンの地はアブラハムのものである、それだけです。」という理解が、いかに『間違ったものである』かが分かると思います。

 

19節から20節にかけて、「(19節)こうして後(のち)、アブラハムは自分の妻サラを、『カナンの地』にある、マムレすなわち今日のヘブロンに面するマクペラの畑地のほら穴に葬った。(20節)こうして、この畑地と、その中にあるほら穴は、ヘテ人たちから離れてアブラハムの私有の墓地として『彼の所有となった。』」とあります。

 

「こうして、この畑地と、その中にあるほら穴は、ヘテ人たちから離れてアブラハムの『私有』の墓地として『彼の所有となった。』」、ですから、「ヘテ人たちから離れ」る前は、「ヘテ人たちのもの」であったのであり、「ヘテ人たちから離れ」たのちに初めて、『彼(すなわち、アブラハム)の所有となった。』のです。

 

「神がアブラハムにカナンの地を与えたので、カナンの地はアブラハムのものである、それだけです。」という理解が、いかに『間違ったものである』かが分かると思います。

 

いかがでしょうか。