hhhhhh210さんへ

「LEさんへ その49」について その2

 

新改訳聖書』第3版の創世記23章に、次のように書かれています。
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1節
サラの一生、サラが生きた年数は百二十七年であった。
2節
サラはカナンの地のキルヤテ・アルバ、すなわちヘブロンで死んだ。アブラハムは来てサラのために嘆き、泣いた。
3節
それからアブラハムは、その死者のそばから立ち上がり、ヘテ人たちに告げて言った。
4節
「私はあなたがたの中に居留している異国人ですが、あなたがたのところで私有の墓地を私に譲っていただきたい。そうすれば私のところから移して、死んだ者を葬ることができるのです。」
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2節に、「サラは『カナンの地』のキルヤテ・アルバ、すなわちヘブロンで死んだ。・・・」とあります。『カナンの地』でのことである、ということが分かると思います。

 

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5節
ヘテ人たちはアブラハムに答えて言った。
6節
「ご主人。私たちの言うことを聞き入れてください。あなたは私たちの間にあって、神のつかさです。私たちの最上の墓地になくなられた方を葬ってください。私たちの中で、だれひとり、なくなられた方を葬る墓地を拒む者はおりません。」
7節
そこでアブラハムは立って、その土地の人々、ヘテ人にていねいにおじぎをして、
8節
彼らに告げて言った。「死んだ者を私のところから移して葬ることが、あなたがたのおこころであれば、私の言うことを聞いて、ツォハルの子エフロンに交渉して、
9節
彼の畑地の端にある彼の所有のマクペラのほら穴を私に譲ってくれるようにしてください。彼があなたがたの間でその畑地に十分な価(あたい)をつけて、私に私有の墓地として譲ってくれるようにしてください。」
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9節に、「彼の畑地の端にある彼の所有のマクペラのほら穴を私に譲ってくれるようにしてください。・・・」とあります。「彼」というのは、「ツォハルの子エフロン」のことですから、「彼の『所有』のマクペラのほら穴」というのは、「ツォハルの子エフロンの『所有』のマクペラのほら穴」ということになります。

 

つまり、「マクペラのほら穴」は、『アブラハムの所有ではない』、ということになります。

 

「神がアブラハムにカナンの地を与えたので、カナンの地はアブラハムのものである、それだけです。」とありますが、「マクペラのほら穴」は、『アブラハムの所有ではない』ので、「カナンの地はアブラハムのものである」という理解は、『間違いである』ということになります。『カナンの地はアブラハムのものである』なら、「マクペラのほら穴」も、当然、『アブラハムのものである』ということになります。「マクペラのほら穴」は『カナンの地』にあるからです。

 

いかがでしょうか。