hhhhhh210さんへ。


「LEさんへ その40」について その2

 

「私の疑問 2」について、お答えします。

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ヨシュア1:6、申命記3:28 に

”あなたの見るあの地を彼らに受け継がせるであろう”とあります。

アブラハムの子孫にカナンの地が与えられたのは、ヨシュアの時代からだとすると上記”彼ら”はだれからカナンの地を受け継ぐのですか?
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とあります。

 

申命記3章28節は、次のようになっています。
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3章28節
ヨシュアに命じ、彼を力づけ、彼を励ませ。彼はこの民の先に立って渡って行(い)き、あなたの見るあの地を彼らに受け継がせるであろう。」
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「あなた」は「モーセ」を指しており、「彼ら」は「この民」(1行目)を指している、と言うことができると思います。違う場合は、おっしゃってください。

 

1行目から、「・・・彼は・・・あなたの見るあの地を彼らに受け継がせるであろう。」とあります。「彼」というのは、ヨシュア」です。この引用部分の代名詞を、もともとの名詞にすると、「・・・ヨシュアは・・・モーセの見るあの地をこの民に受け継がせるであろう。」となります。代名詞についての認識が違う場合は、おっしゃってください。

 

「あの地」すなわち「カナンの地」は、ヨシュア率いるイスラエルの民が、その地の住民から奪い取って「所有します」。このときに初めて、イスラエル人はカナンの地を「所有します」。

 

そしてその「所有した地」を、ヨシュアたちが各部族に割り当てます。その割り当てられた地が、「相続地」となるのです。その「所有した地」が各部族に割り当てられたときから、相続が始まる、と考えます。

 

そしてその各部族の「相続地」が、それぞれの部族で受け継がれてゆく、ということです。例えば、ユダの部族に割り当てられた地は、ユダ部族が受け継いでゆく、ということです。

 

「上記”彼ら”はだれからカナンの地を受け継ぐのですか?」というご質問に対しては、”彼ら”すなわち「この民」は、それぞれの部族から受け継ぐ、と言うことができるのではないか、と思います。あるいは、例えば、ユダの部族に割り当てられた地は、ユダ部族からユダ部族に受け継がれてゆく、というように言ってもよいのではないか、と思います。

 

いかがでしょうか。