「永久に」「永遠の」について その1

創世記17章8節を、改めて引用します。
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17章8節
わたしは、あなたが滞在している地、すなわちカナンの全土を、あなたとあなたの後(のち)のあなたの子孫に永遠の所有として与える。わたしは彼らの神となる。
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2行目から、「あなたとあなたの後(のち)のあなたの子孫に永遠の所有として与える。・・・」とあります。

 

「あなたの後(のち)のあなたの子孫に永遠の所有として与える」だけではなく、「あなた」にも、「永遠の所有として与える」、と読むことができると思います。つまり、アブラハムも「カナンの全土を、・・・永遠の所有として与える」、となります。

 

仮に、カナンの全土がアブラハムの時代に、アブラハムに与えられたとすると、アブラハムが死んだ時点で、一度「所有」が途切れると考えられるのですが、一度「所有」が途切れると、「永遠の所有」とは言えないのではないか、と思われます。

 

この、一度「所有」が途切れると、「永遠の所有」とは言えないのではないか、という点についてはどのように思われるでしょうか。