hhhhhh210さんへ

 

「LEさんへ その4」について その1。

ありがとうございます。

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以前に、LEさんは私にカナンの地がアブラハムにどのように与えられたか、について聞かれました。

 

その時は、私もわからず答えませんでした。最近、こうではないだろうか?ということが思い浮かんだのでそれを記したいと思います。

 

それは、土地がだれのものであるかということと、その土地をだれが使用しているか(住んでいるか)ということは別問題であるということです。

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とあります。

 

新改訳聖書』第3版のへブル人への手紙11章13節に、次のように書かれています。
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これらの人々はみな、信仰の人々として死にました。約束のものを手に入れることはありませんでしたが、はるかにそれを見て喜び迎え、地上では旅人であり寄留者であることを告白していたのです。

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1行目からの「・・・約束のものを手に入れることはありませんでした・・・」については、いずれお訊きしたいと思っていますが、今はそれは置いときます。

 

「これらの人々」の中には、アブラハムも含まれる、と言うことができると思います。アブラハムは、「・・・地上では『旅人』であり『寄留者』であることを告白していたのです。」となります。

 

アブラハムは天幕を張って、そこに住み、天幕をたたんで旅を続けた、と言うことができると思います。天幕をたたんで、そこから移動すると、その場所はどうなると思われますか。

 

もしそこがアブラハムの「所有する」土地であれば、アブラハムは、何らかの方法で、その土地を守らなければならないと思います。例えば、だれかを常駐させてそこを見守る、というようなことをしなければならないと思います。

 

アブラハムが天幕をたたんでそこを去ったら、その土地はどうなるか、分からないのではないでしょうか。その地の住民がその土地を何かに利用するかもしれません。

 

おそらく、ですが、カナンの地の一部はだれかによって明確に所有されている、というような状態ではなく、そこに天幕を張ったからといって、だれかが「張るな」とは言えなかったのではないか、と思います。あえて言うなら、そこに住んでいたカナン人、ヘテ人、エモリ人、ペリジ人、エブス人、ギルガシ人が「所有」していた、ということではないでしょうか。

 

では、もう一つお訊きします。

 

カナンの地がアブラハムに与えられて、アブラハムが所有していたとすると、イサクはその地を相続すると考えられるのですが、イサクはその地を相続したと思われますか。